児玉源太郎顕彰会

ごあいさつ

児玉源太郎顕彰会会長 小川 亮 念願であった児玉源太郎顕彰会が平成28年6月9日設立されたことを大変嬉しく思います。設立にご尽力くださった皆様に心から感謝いたします。顕彰会を支える会員も地元山口県をはじめ、北海道から九州まで広がり、心強い限りです。
 明治の陸軍軍人、政治家として活躍された児玉源太郎が明治39年に55歳で逝去されて、平成28年で百十年になります。前年9月には岐山通三丁目の生家跡が、所有者の徳機株式会社(岡田幹矢会長)から寄贈を受けて周南市の手で「児玉源太郎生誕の地公園」として整備されました。この機会に、児玉源太郎顕彰会を起ち上げて激動の時代を生きた児玉源太郎の人物と足跡を理解し、その業績を明らかにして後世に伝えるとともに、これからの郷土づくりに生かしていきたいと存じます。
児玉源太郎顕彰会
会長
小川 亮

 ご承知のとおり、児玉源太郎は明治維新のあと、日本が世界の列強諸国に並ぼうとした明治という時代をリードした人物です。我が身を捨て、国際情勢を見据え、日本をはじめ、東アジアが向かうべき道を示すことができた指導者でした。
 ふるさとにおいては、明治36年に私財をなげうって生家跡に私設の図書館ともいえる児玉文庫を開設されました。児玉文庫は昭和20年戦災で焼失するまで、明治、大正、昭和と沢山の人に親しまれ、子弟の教育に大きな役割を果たしました。

 周南文化協会に事務局を置いた、児玉源太郎顕彰会はふるさとを拠点として全国に呼びかけて賛同者を得ながら、機関誌の発行、講演会の開催をはじめ、さまざまな活動を展開していきたいと存じます。日本の近代化への歴史に思いをはせながら未来への希望を託して次世代の豊かでたくましい心を育てることができれば、どんなに素晴らしいことかと思います。

 児玉源太郎顕彰会が五十年、百年先を見据えた、地道な活動を通してその役割を担っていきたいと考えています。どうぞご支援、ご協力を賜りますよう、お願いいたします。

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